就業規則:モデル就業規則を活用する㉝『労働時間③(1年変形労働時間制)』

1年変形労働時間制の導入については、就業規則への定めよりも以下の点が重要になります。
・労使協定の締結(別途解説予定)
・実際の運用(途中の入退職の精算も含め)

1年変形労働時間制は、1年を平均して週40時間以内として定めることができますが、以下の制限内で定めることが求められます。
① 1日の所定労働時間は10時間以下
② 1週間の所定労働時間は52時間以下
③ 対象期間が3か月を超える場合、所定労働時間が48時間を超える週は連続3週以下、かつ、3か月以内に3週以下

※年間休日数については、最低85日(労働日数280日)を確保する必要が有ります。
 うるう年については、休日数を86日にする必要が有ります。

 1年単位の変形労働時間制を採用した場合の、1日の所定労働時間と年間休日の関係は以下の表のとおりとなります。

1日の所定労働時間休日総数労働日数
8時間30分120日245日
8時間00分105日260日
7時間55分102日263日
7時間50分99日266日
7時間45分96日269日
7時間40分93日272日
7時間35分90日275日
7時間30分87日278日
7時間25分85日280日

規定の参考データは以下になります。

20200919_モデル就業規則労働時間③1年変形.doc

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