『妊娠・出産等ハラスメント』とは

ハラスメントには、セクハラ・パワハラが周知されていますが、労務トラブルで増えているハラスメントに、『妊娠・出産等ハラスメント』があります

✅『妊娠・出産等ハラスメント』
 「妊娠・出産した」こと 、「育児休業等の利用」に関して、「職場」において行われる上司・同僚からの言動により 、妊娠・出産した「女性労働者」や育児休業等を申出・取得した「男女労働者」等の就業環境が害されることをいいます。

 このハラスメントが起こる背景には、会社・上司・同僚がそういった状態の労働者の有する権利や、心身の状態への理解不足が有ると考えられます。

以下のような事例が、妊娠・出産等ハラスメントに該当します。
 ● 上司に妊娠を報告したところ、「次回の契約更新はないと思え」と言われた。

 ● 産休の取得について上司に相談したところ、「他の人を雇うので早めに辞めてもらうしかない」と言われた。

 ● 育児休業の取得について上司に相談したところ、「男のくせに育児休業をとるなんてあり得ない」と言われ、取得をあきらめざるを得ない状況になっている。

 ● 妊婦健診のために休暇を取得したいと上司に相談したら、「病院は休みの日に行くものだ」と相手にしてもらえなかった。

 ● 上司から「妊婦はいつ休むか分からないから、仕事は任せられない」と雑用ばかりさせられている。

 ● 同僚から「こんな忙しい時期に妊娠するなんて信じられない」と繰り返し言われ、精神的に落ち込み業務に支障が出ている。こういったハラスメントにより、大きな労働トラブルとなり、解決に大きな負担を双方強いられることも有ります。未然防止に努めてもらいたいです。

社会保険労務士法人FDL
特定社会保険労務士 森山 幸一
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