クリニックの就業規則チェックポイントについて

就業規則は事業主である先生と職員の労働契約の内容になり、その内容に縛られてしまうものですので、医院の実態や職場のルールが反映されているものになっていることが重要になります。就業規則には重要な点が有りますので、一度下記の点が就業規則でどのようになっているかをご確認頂き、実態とズレが有るようでしたら改定の検討をしてください。

確認ポイント(重要度高い順)及び記載内容の概要

①労働時間:1ヶ月単位の変形労働時間制の採用、準備時間が労働時間になっているか。

固定残業手当の活用等の残業代対策が取れているか。

②休職と復職:休職期間の設定・休職時の服務・復職のルールと休職期間満了時の退職規定 等々、昨今のうつ・精神疾患での休職増加に対応できているか。

③服務規律(重要度高):職場のルールとして守るべき事項、セクハラ・パワハラ等の禁止事項、出退勤時の勤怠ルール等が定められているか。またそれが実態に即しているか。

④懲戒規定:懲戒の事由が適切に規定されているか。規定されていない事由では懲戒できない。

⑤試用期間が期間の定めの有る契約か、定めの無い契約か(定めの有る契約が望ましい)

本採用拒否条項が規定されているか(無いと試用期間打ち切りの条件が厳しくなる)

⑦定年退職と再雇用:定年の明記と65歳までの継続雇用の定めについて。

以上

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA